
柳葉 敏郎 さん
メッセージ:
かつてけん銃を手にしたことがあります。
俳優という仕事柄、色々な役を演じることがありますが、その中には刑事や犯人の役もありますし、当然けん銃を撃つシーンもあります。
そんな時、自分の仕事に少しでも役に立つと思い、場所は海外でしたが、けん銃を実際に撃ってみました。
でも、初めてけん銃を手にした時に、とても強い緊張感を感じ、手に汗をかいたことを今でもはっきりと覚えています。
けん銃そのものの存在感、恐怖感に圧倒されました。その時に思ったのは、こうした実感を忘れてしまうと、きっと大変なことになるなということでした。
自分はどちらかというと体育会系の人間ですから、こういう道具を使って物事を解決することは嫌いです。人間は銃を造りだしましたが、頭を使って、言葉で表現して、物事を解決できるのも、また人間に他なりません。言葉は人間にとっての大きな武器です。だから、けん銃なんかやっぱりこの世の中にない方がいいんだなと思いましたね。
しかし、最近は銃犯罪が昔と比べたら増えてきたような気がします。自分自身は銃犯罪を身近に感じたことはありませんが、以前仕事で数ヶ月過ごしたニューヨークのように、夜中に銃声やパトカーのサイレンが絶え間なく聞こえるような世の中になってほしくないと心配しています。そのためには皆さんの協力が必要です。男の子なら子供の頃、誰しも銃に対する興味を持った経験があるでしょうが、是非、銃の持つ危険性を分かってほしいと思いますね。また、それ以上に自分達大人が、子供達に責任を持っていい手本を見せていくことが大切なんじゃないでしょうか。
やはり環境が大事だと思います。そんな意味でも、最近は自分ももっとしっかりしなきゃいけないなって考えているんですよ。
柳葉 敏郎