
小倉 淳 さん
メッセージ:
89年から2年間、BBCへの出向という機会を得て、私は英国に住みました。英国とは、伝統的に警察官は“マルゴシ”つまり銃を携帯しないという姿勢を崩さない治安についての自信を見せる国でした。
ところが、90年、増加する銃犯罪に、ついにパトカー内に銃を装備せざるを得なくなった英国当局は、苦しい思いでこのことを発表したのです。
日本と並んで治安の良い印象があった英国も米国の様になってしまうのかと残念な思いをしたものでした。
ところが昨年、その英国で、22口径以上の銃を届出預り制にするという法案が提出され、順調に運んでいるというニュースが伝えられました。米国では銃規制法案が圧力団体に阻まれ頓挫している状態と比較しても、英国の民意の高さを痛感させられました。
このところ、王室のゴシップばかりが目立っていた英国にあって、まさに胸のすくようなニュース。最近、日本国内でも凶悪な銃犯罪が増加し、安易に銃を手にする風調が目立っています。
新年を迎え、改めて銃の恐ろしさ、人を傷付けることの罪深さを認識し、一人一人が銃追放の思いを強くしなければなりません。