
松井 秀喜 さん
メッセージ:
松井秀喜です。
私がバッターボックスに入って一番大切にしていることは、集中力です。ボールがピッチャーの手を離れてわずか0コンマ数秒の間に、コースや球種、ボールの緩急を見極めて、バットを正しく振り抜いて打つ。それが最も上手くいった時に初めてボールがスタンドに吸い込まれるホームランになります。私は、ホームランはファンの皆さんに大きな夢が与えられると信じており、だからこそバッターボックスでの集中力を最高に高めることができるのです。
ところで、最近、けん銃を使用した事件をよく目にしますが、何の罪もない市民が銃器を使用した犯罪に巻き込まれるなど、決して許すことのできない事件が多くなってきたような気がします。同じタマを「うつ」でも、ホームランと違ってけん銃を使用した事件は悲しみしかもたらしません。野球にもルールがあって、これに従ったフェアプレイで臨んでこそ素晴らしい試合といえます。同様にけん銃を持ってはいけないという社会のルール(法律)を大切にすべきではないでしょうか。
私たちがけん銃をなくすためにできることは、少ないかもしれません。でも、「けん銃なんて自分に関係ないや」といった無関心や、海外旅行先で「ちょっと撃ってみようか」といった安易な気持ちを戒め、誰もが私たちの社会にはけん銃など必要ない、こういう気持ちをしっかり持ってけん銃の存在を許さないという雰囲気を築いていくことが何よりも必要なのではないかと思います。
松井 秀喜