
平野 啓子 さん
メッセージ:
私は、テレビ・キャスターという職業柄、社会に起こった様々なニュースを皆さんにお届けしますが、ニュースの中には、嬉しいものもあれば、悲しいものもあります。
嬉しいものと言えば、最近では、サッカーの日本代表チームがワールド・カップへの出場を決めたこと、日本人宇宙飛行士の土井隆雄さんが人工衛星の回収に成功したことですね。こうしたニュースならば、伝える側も、聴く側も楽しくなってきます。
その一方で、近頃は心が痛むニュースも増えてきたような気がします。先日、エジプトで日本人を含む大勢の旅行者が射殺された事件がありました。結婚したばかりで、これからという若い人達が亡くなったことに対して、深い悲しみとやり場のない怒りがこみ上げてきたことを思い出します。
皆さんの中には、このようなニュースに接しても、遠い国の出来事、自分には関係ないものと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、こうした事件は、実は外国だけの出来事ではないのです。日本でも、既にご承知のとおり、神戸市内で歯科医師の方が暴力団の対立抗争に巻き込まれて死亡するという非常に痛ましい事件が発生しました。過去10年で、なんと300人以上もの尊い命が銃弾の犠牲となっているそうです。いつあなたがこうした被害を受けるか分かりません。そうなってからでは遅いのです。銃器問題に無関心となることなく、みんなで真剣にこの問題を考えるべき時が来ているのではないでしょうか。
今年は、明るいニュースを少しでも多く伝えられると良いですね。
平野 啓子